GA technologiesとは?RENOSYの運営会社と事業内容

株式会社GA technologies(ジーエーテクノロジーズ。以下、GA technologies)は、不動産投資サービス「RENOSY(リノシー)」と、不動産会社向けの業務サービス「ITANDI(イタンジ)」を運営する東京・六本木の会社です。東京証券取引所グロース市場に上場しています。

RENOSYで投資用マンションの提案を受けた人、会社を名乗る電話を受けた人、取引や投資を考えている人など、社名を調べる理由はさまざまです。面談や契約の前に確かめる点は、取引の相手になる会社と免許番号、会社からの電話番号、上場企業として開示している業績とリスクの3つに分けると整理できます。

この記事では、GA technologiesの会社概要と事業、不安な検索語が出てくるときの見分け方、RENOSYの面談や契約の前に確かめたい点を解説します。

目次

株式会社GA technologiesは、不動産投資サービス「RENOSY」を主力とする上場企業

株式会社GA technologies公式サイトのトップページ

公式の会社概要は、事業内容としてAI不動産投資「RENOSY」の開発・運営、不動産業界向けの「ITANDI」の開発・運営、PropTech(不動産とテクノロジーを組み合わせた分野)でのプラットフォーム事業の開発の3つを挙げています。

売上の大半はRENOSYの事業です。2025年10月期の有価証券報告書では、グループ全体の売上収益2,489億4,700万円のうち、RENOSYの事業が2,414億2,000万円を占めています。まずは会社の成り立ちとグループの構成から見ていきましょう。

2013年設立、2016年に現在の社名へ変わり2018年に上場した

設立は2013年3月12日です。国税庁の法人番号公表サイトの変更履歴によると、2016年7月1日に「株式会社Global GA」から現在の商号に変わりました。

公式の沿革によると、2018年7月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場し、2019年2月に本社を六本木の住友不動産六本木グランドタワーへ移しています。マザーズ市場は、2022年4月の市場区分の見直しでグロース市場に移りました。

グループ会社は57社あり、契約の相手がグループ会社になることもある

有価証券報告書によると、GA technologiesのグループは本体と子会社57社で構成されています(2025年10月期)。不動産の管理はRENOSY ASSET MANAGEMENT、ITANDIのサービスはイタンジ株式会社というように、サービスごとに担当する会社が分かれています。

RENOSYの各種お問い合わせのページでも、不動産の売却の相談にはグループ会社の株式会社パートナーズが対応すると案内しています。

公式のグループ会社の一覧に載っているのは18社で(2026年9月25日時点)、子会社57社のすべてではありません。たとえば、有価証券報告書が米国の不動産事業を担う主要な会社に挙げるRW OpCo, LLCは、この一覧に載っていません。書類の会社名が一覧になくても、それだけで無関係とは決められないため、有価証券報告書の「関係会社の状況」か、RENOSYのお問い合わせ窓口で確かめてください。

2013年設立|株式会社GA technologiesの会社概要

公式の会社概要に掲載されている基本情報は次のとおりです。取引や契約の確認に使う場合は、所在地や従業員数が更新されていないか、公式ページでも最新の表示を確認してください。

項目公式掲載内容
会社名株式会社GA technologies(ジーエーテクノロジーズ)
代表者代表取締役 社長執行役員 CEO 樋口 龍(役職は有価証券報告書より)
本社所在地〒106-6290 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 40F
支社大阪・名古屋・福岡・仙台
設立2013年3月12日
資本金99億6,779万8,616円(2026年4月末時点)
従業員数1,793人(2026年4月末時点、グループ会社を含む)
事業内容AI不動産投資「RENOSY」の開発・運営
不動産業界向けBtoBプラットフォーム「ITANDI」の開発・運営
PropTech領域におけるプラットフォーム事業の開発
決算期10月31日
上場市場東京証券取引所グロース市場(証券コード3491。日本取引所グループの上場銘柄一覧より)
公式サイトhttps://www.ga-tech.co.jp/

従業員数は「グループ全体」と「GA technologies単体」で数字が違う

会社概要の1,793人は、2026年4月末時点のグループ会社を含む人数です。有価証券報告書では、2025年10月末時点で連結(グループ全体)が1,665人、GA technologies単体が663人です。

時点と範囲が違うため、比べるときはどちらの数字かを分けて見る必要があります。求人や年収の数字を見るときも、単体の数字かグループの数字かを確かめてください。

宅地建物取引業の免許は国土交通大臣免許

有価証券報告書によると、GA technologiesの宅地建物取引業の免許は「国土交通大臣(2)第9135号」で、有効期限は2027年2月22日です。イタンジやRENOSY ASSET MANAGEMENTなどのグループ会社も、それぞれ別の免許番号を持っています。

免許の番号と内容は、国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで調べられます。契約の相手になる会社の免許番号をこのシステムで検索し、書面の表示と同じかを見てください。

RENOSY・ITANDI・M&A仲介|GA technologiesの3つの事業

公式サイトのサービス紹介では、事業を不動産領域とM&A領域に分けています。不動産領域には個人向けのRENOSYと、不動産会社向けのITANDIがあります。

RENOSY:投資用不動産の購入・管理・売却を1か所で扱う

RENOSYは、個人が投資用の不動産を買い、貸し出して管理し、売るまでを1つのサービスで扱う事業です。RENOSYの紹介ページでは、この流れを「RENOSYターンキーサイクル」と呼び、担当者を「アセットプランナー」と呼んでいます。

2026年10月期の半期報告書は、グループが主力とする商品を中古のコンパクトマンション投資と説明しています。有価証券報告書によると、2025年10月末時点でRENOSYに会員登録した人の累計は606,427人で、今も利用している人の数ではありません。物件を持つオーナーは、同じ時点で23,666人でした。

RENOSYの事業には、都心の高級賃貸を扱う「Modern Standard」、中華圏の投資家向けの「神居秒算」、タイの日本人駐在員向けの「dearlife」、米国の不動産事業も含まれます。

ITANDI:不動産会社の賃貸・売買の業務をオンライン化する

ITANDIは、賃貸の管理会社や仲介会社が使う業務システムと、不動産会社どうしで物件情報をやりとりするサイト「ITANDI BB」などを提供する事業です。運営はイタンジ株式会社などのグループ会社です。

有価証券報告書によると、2025年10月期の導入社数は5,211社、ITANDIの事業の売上収益は65億8,600万円でした。個人の利用者ではなく、不動産会社が導入を検討するサービスです。

M&A仲介と不動産証券化:不動産以外にも事業を広げている

M&A領域では、2023年7月に子会社化した株式会社スピカコンサルティングが、業界を絞ったM&A仲介を手がけています。

2026年4月6日には、不動産ファンドに必要な金融の免許を持つエスピーシー証券株式会社の株式を取得すると発表しました。同社と子会社のSPCアセットマネジメント株式会社は、2026年9月25日時点のグループ会社の一覧に載っています。

個人向けか、不動産会社向けかを先に分ける
個人が不動産を買う・売る話はRENOSY、不動産会社の業務の話はITANDIです。問い合わせ先も窓口も別なので、自分に関係するのはどちらかを先に決めると調べる先を間違えずに済みます。

不安な検索語が出てくるときは、働く側・購入する側・電話の3つに分けて見る

GA technologiesを調べると、「やばい」「怪しい」といった強い検索語が一緒に表示されることがあります。この一語から、会社全体が危ないとも安全だとも決められません。中身を分けて、それぞれ事実を確かめる先を見ていきます。

検索語の中身は、社員の口コミ・物件購入の体験談・電話の3種類

これらの語の検索結果の上位には、社員の口コミサイトの退職理由のページと、RENOSYで物件を買うことについての体験談や比較記事が表示されます(2026年9月25日時点)。前者は働く側の話、後者は投資用不動産を買う側の話です。

働く側の話は、応募する職種の求人票と口コミサイトの点数で確かめられます。この記事の後半の求人・採用情報の章で、確かめる先を紹介しています。買う側の話は、次の見出しで紹介する公表情報と、契約前に渡される書類で確かめられます。

行政処分の公表は、国土交通省の検索サイトで確かめられる

宅地建物取引業者への行政処分は、国土交通省のネガティブ情報等検索サイトで社名から検索できます。2026年9月25日時点で、GA technologiesやイタンジなどグループ各社の社名で検索した範囲では、処分の情報は表示されませんでした。

このサイトに載るのは直近5年分で、情報を載せていない自治体もあります。また、有価証券報告書は、2025年10月期末の時点でグループに重大な影響を及ぼす訴訟は起こされていないと記載しています。

会社を名乗る電話は、公式の番号一覧と照らし合わせる

GA technologiesは2020年10月6日のお知らせで、同社の従業員を名乗って税金対策を持ちかける電話への注意を呼びかけました。問い合わせた電話番号は、どれも同社の社員の携帯電話と一致しなかったとしています。

同じお知らせでは、問い合わせをしていない人に電話をかける飛び込み営業は行っていないと説明しています。RENOSYのよくある質問には、同社から連絡するときに「主に」使う番号として、不動産投資・サービス案内の発信専用番号が載っています(2026年9月25日時点で15件)。

この一覧は主に使う番号をまとめたもので、同社が使う番号の全部ではありません。2020年のお知らせでも、問い合わせをした人やすでに取引のあるオーナーには電話をかけることがあると説明しています。一覧にない番号だからといって、偽物とは限りません。

一覧にない番号から「RENOSY」や「GAテクノロジーズ」を名乗る電話を受け、相手に心当たりがない場合は、その場で面談や契約の話を進めないでください。RENOSYの公式サイトに載っているお問い合わせ窓口にかけ直せば、同社からの連絡かどうかを確かめられます。

RENOSYの面談・契約の前に確かめたいポイント

投資用不動産の購入は金額が大きく、ローンを組んで買う人もいる取引です。面談を受ける前と契約書に署名する前に、確かめる点を3つに絞りました。

売主・仲介・管理の会社名と免許番号を重要事項説明書で見る

不動産の契約の前には、宅地建物取引士が重要事項説明書を渡して説明します。この書面に書かれた会社名と免許番号が、GA technologies本体なのか、グループ会社なのかを確かめてください。

購入後の管理を別の会社に任せる場合は、管理の契約を結ぶ会社名も分けて確認します。会社名が分かれば、前の章で紹介した検索システムで免許の内容を調べられます。

家賃収入が減るリスクと、その備え方を説明してもらう

RENOSYの「不動産投資のリスクと対策」のページは、空室で家賃が入らないことや、入居者が家賃を滞納することを不動産特有のリスクとして挙げています。

面談では、提案された物件で空室が続いた場合の毎月の返済額と手元の収支を、具体的な数字で示してもらいましょう。金利が上がった場合や、売却するときの価格の見込みも、あわせて聞いておくと判断材料がそろいます。

上場企業としての開示資料で、業績と事業のリスクを見る

GA technologiesは上場企業のため、有価証券報告書や決算の資料を株主・投資家情報のページで公開しています。業績の推移や従業員数は、ここで確かめるのが確実です。

「事業等のリスク」のページでは、不動産市場の動向、金利や資金調達、法律による規制などを、業績に影響しうるリスクとして挙げています。会社自身がどのような点をリスクと考えているかが分かります。

新卒・中途の求人・採用情報

GA technologiesで働くことを考えている人向けには、公式の採用ページから、新卒採用と中途採用の特設サイトに進めます。職種は、RENOSYの営業職であるアセットプランナー、エンジニア、事務、施工管理など幅広く募集されています。

有価証券報告書によると、GA technologies単体の平均年間給与は770万円です(2025年10月期、平均年齢32.5歳)。職種ごとの給与の仕組みや働き方、口コミサイトの評価は、GA technologiesの評判・年収の記事で詳しく整理しています。

株式会社GA technologiesについてよくある質問

株式会社GA technologiesはどのような会社ですか?

2013年3月に設立され、東京・六本木に本社を置く会社です。不動産投資サービスのRENOSYと、不動産会社向けのITANDIを主な事業とし、東京証券取引所グロース市場に上場しています。

RENOSYとGA technologiesはどのような関係ですか?

RENOSYは、GA technologiesが運営する不動産投資サービスの名前です。RENOSYの公式サイトにも、運営会社がGA technologiesであることが記載されています。売却や管理など、一部のサービスはグループ会社が担当します。

GA technologiesはどこの市場に上場していますか?

東京証券取引所グロース市場で、証券コードは3491です。2018年7月にマザーズ市場へ上場し、2022年4月の市場区分の見直しでグロース市場に移りました。

GA technologiesを名乗る電話がかかってきたらどうすればよいですか?

RENOSYのよくある質問に載っている、主に使う発信用の電話番号と照らし合わせてください。一覧は全部の番号ではないため、載っていない番号で心当たりがない場合は、その場で話を進めず、RENOSY公式サイトのお問い合わせ窓口に同社からの連絡かどうかを問い合わせてください。

GA technologiesの求人・採用情報はどこで確認できますか?

公式サイトの採用ページから、新卒採用と中途採用の特設サイトに進めます。中途採用の募集要項は、採用ページからリンクされている採用サイト「HERP」のページで職種ごとに見られます。

株式会社GA technologiesは、不動産投資のRENOSYと不動産会社向けのITANDIを運営する東証グロース上場企業

GA technologiesは、個人向けの不動産投資サービスRENOSYを主力に、不動産会社向けのITANDI、M&A仲介、不動産証券化へと事業を広げている会社です。グループ会社は57社あり、サービスによって担当する会社が変わります。

RENOSYで物件の提案を受けている人は、重要事項説明書に書かれた会社名と免許番号、会社からの電話番号の一覧、有価証券報告書の業績とリスクの3つを確かめてから判断しましょう。

掲載情報は公開情報をもとに編集しています。最新の会社情報、サービス情報、採用情報などは、公式サイトで確認してください。

この記事の著者情報

株式会社ネット風評被害対策 代表取締役 内村淳

ネット風評被害対策の専門家として15年以上の実績を持つ。
風評被害誹謗中傷対策・サジェスト対策・逆SEO対策・SNS炎上対応など、企業のWebリスク解決を累計10,000社以上支援。
ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。
あらゆるネット風評被害対策支援に加え、企業向けコンサルティングや同業他社へのサービス提供も行う。
現在、日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。

著書: 『AI時代のネット風評被害対策』(Kindle出版) ↗

発信活動: ネット風評被害対策に関する情報をnoteでも発信しています。 note ↗

目次