オープンハウスの年収は?営業職の年収例と初任給・募集要項の見方

オープンハウスグループの中途採用の募集要項は、不動産営業職の初年度の理論年収を528万円以上とし、2年目で734万円、6年目で1,049万円を「平均的な営業職」の年収としています。528万円には、月給36万円の12か月分に加えて、年2回の賞与の見込みが含まれます。2027年新卒の営業職の初任給は40万円で、42時間分の固定残業手当を含みます。

検索すると出てくる平均年収914万円は、持株会社のオープンハウスグループに勤める307人の数字です。内定を承諾する前に、雇う会社と固定残業の時間、賞与の決まり方を書面で確かめましょう。

目次

株式会社オープンハウスの会社概要と事業|グループの戸建てを仲介する会社

株式会社オープンハウス(以下、オープンハウス)は、東京都渋谷区に本社を置き、オープンハウスグループが販売する新築一戸建てと土地を中心に売買を仲介する不動産会社です。親会社の株式会社オープンハウスグループは東証プライム市場に上場しており、2022年1月に旧社名の株式会社オープンハウスから今の社名に変えて持株会社になりました。

会社概要とグループ会社との違い、物件の仲介手数料は、株式会社オープンハウスの会社概要をまとめた記事で解説しています。

社員の募集は、オープンハウスグループの採用サイトでグループとしてまとめて行われています。

オープンハウスの年収|中途の営業職は初年度の理論年収528万円以上

オープンハウスグループの中途採用では、不動産営業職の給与は月給36万円と年2回の賞与で、初年度の理論年収は528万円以上です。月給36万円は2025年4月以降に入社した人の、役職がない場合の額です。

中途の営業職は2年目734万円、6年目1,049万円が平均

中途の不動産営業職の募集要項は、2年目で年収734万円、6年目で年収1,049万円を「平均的な営業職」の年収としています。

同じ給与の書き方は、住宅営業や土地仕入営業など4職種の募集要項に共通です。何年度の社員の、何人の平均かは書かれていません。

新卒の初任給は営業職40万円、どの職種も固定残業手当を含む

2027年新卒の総合職の初任給は、5つの職種で28万〜40万円です。どの職種の初任給にも決まった時間分の固定残業手当が含まれ、その時間を超えた残業代は別に支払われます。

職種初任給うち基本給うち固定残業手当
総合職Sales(営業職)40万円262,800円97,200円(42時間分)
総合職Corporate(企画・マーケティング・コーポレート職)36万円275,600円84,400円(40時間分)
総合職Architecture(建築技術職)36万円262,500円87,500円(42時間分)
総合職IT(社内SE職)36万円275,600円84,400円(40時間分)
総合職(事務サポート)28万円227,100円52,900円(30時間分)

営業職の初任給には職種手当4万円、建築技術職には職種手当1万円も含まれます。事務サポートは、宅地建物取引士の資格を取ると初任給が30万円になります。営業職の初任給は、2025年4月入社の36万円から4万円上がりました。

「20代の4割以上が年収1,000万円以上」は会社の発表

オープンハウスグループは2025年12月のプレスリリースで、20代の社員の4割以上が年収1,000万円以上だと発表しています。どの会社の社員を何年度に数えたかは、リリースに書かれていません。

会社は口コミへの回答を載せるサイト「kai」で、2023年度の新卒社員の年収を入社年次別に示しています。

入社年次平均年収最高年収
1年目617万円1,093万円
3年目890万円1,528万円
5年目1,056万円2,100万円

kaiの数字には職種の内訳がなく、営業職と営業職以外の社員の区別は書かれていません。

給与のほかの制度|社宅の家賃は周辺の3割引程度

中途採用のよくある質問によると、社宅の家賃は周辺の相場の3割引程度で、希望者は空室があれば入居できます。中途の不動産営業職の募集要項には、結婚・出産祝金(第1子20万円、第2子30万円、第3子以降100万円)や、自社物件を買う場合の住宅購入支援制度、奨励金20%の持株会、確定拠出年金制度などが載っています。

年収の数字は出どころによって対象の社員が違う

オープンハウスの年収として出てくる数字は、出どころによって対象の社員が違います。親会社の有価証券報告書の平均年収は持株会社の社員、採用サイトの年収例は営業職、口コミサイトの平均は回答した人の数字です。

有価証券報告書の914万円は持株会社307人の平均

オープンハウスグループの有価証券報告書の平均年間給与9,143,467円は、持株会社のオープンハウスグループに勤める307人の平均です(2025年9月30日現在)。平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は4.5年です。平均年間給与は賞与と基準外賃金を含みます。

307人は持株会社の管理部門に所属する社員で、オープンハウスなど子会社の営業職は含まれていません。グループ全体の従業員数は6,620名です。

オープンハウス1社の数字は男女の賃金の差異など3つ

有価証券報告書にあるオープンハウス1社の数字は、女性活躍推進法などにもとづく次の3つです。

  • 男女の賃金の差異:男性の賃金を100とした女性の賃金が、全労働者で60.3、正規雇用の社員で64.6
  • 管理職に占める女性の割合:7.3%
  • 男性の育児休業の取得率:41.5%

賃金の差異に職種や年次の違いがどれだけ影響しているかは、報告書に書かれていません。

口コミサイトの平均は回答者が書いた年収

社員の口コミサイト「エン カイシャの評判」は、オープンハウスの正社員233人の回答から、平均年収を651万円としています(2026年10月12日時点)。年収の範囲は200万〜1,500万円で、回答者の平均年齢は27.7歳です。

集計期間は2015年から2026年までで、今のオープンハウスが事業を引き継いだ2022年より前の回答も含みます。回答者には営業系と、企画・事務・管理系の社員が混ざっています。

賞与と昇給・昇格の決まり方

オープンハウスの営業職の年収は、固定の月給に、成果に応じた賞与(インセンティブ)が上乗せされて決まります。会社はkaiで、完全歩合制ではなく、固定給だけでも生活に十分な水準を意識していると説明しています。

昇給・昇格の評価は年4回、賞与の評価は年2回

中途採用のよくある質問によると、昇給と昇格の評価は3か月に1度の年4回で、賞与の評価は6か月に1度です。新卒の募集要項では、昇給・昇格の機会は営業職と建築技術職が年4回、そのほかの3職種が年2回です。

新卒の賞与は年2回(6月と12月)で、年4回の社員表彰式でのインセンティブもあると、募集要項に書かれています。

営業職の評価は営業成績と8項目の人物評価

会社はkaiで、営業職の評価は営業成績などの実績に、日々の行動量などをみる8項目の人物評価を加えて決めると説明しています。評価は本人の自己評価から直属の上司、部長などの順に進み、期末には上司と1対1で結果を振り返る面談があります。

契約が解約になると、次のインセンティブで差し引かれる

会社はkaiで、営業の成果は契約の時点で計上され、その後に解約になると、次回以降のインセンティブの計算で差し引くと説明しています。基本給から引いたり、社員に返金を求めたりはしないとしています。

会社の説明では、一つの契約に上司やマネージャーなど複数の社員がかかわることが多く、インセンティブの評価の基準は事業部ごとに違います。チームの成果は、上司やマネージャーの評価にも反映されます。

年間休日は115日、計画有給の5日を含む

オープンハウスグループの新卒と中途の不動産営業職の募集要項は、計画的に取る有給休暇の5日を含めて、年間休日を115日としています。所定の勤務時間は、新卒の営業職が9時30分〜18時30分、中途の不動産営業職が9時〜18時で、休憩は60分です。新卒の営業職の始業と終業の時刻は、事業部によって変わります。

中途の不動産営業職の募集要項は勤務地を「原則転勤なし」としていますが、中途採用のよくある質問は「勤務する事業所を変更する転勤があります」と答えています。

残業は1日1〜2時間程度と会社が説明

会社は2024年6月公開のkaiの回答で、社員1人あたりの残業時間を平均で1日1〜2時間程度としています。中途社員へのアンケートでは、6割以上が20時には退社していたとしています。

中途採用のよくある質問は、事業部によって、規則の範囲内で残業や休日出勤があると答えています。

休日出勤は事前申請と上司の承認が必要と会社が説明

会社はkaiで、月末を含めて休日出勤を強制することはないと説明しています。客の都合に合わせた物件の見学や契約の対応で休日に出勤する場合は、勤怠管理システムでの事前申請と上司の承認が必要です。

新卒採用のよくある質問は、休日出勤は原則として振替を行うとしています。

求人・採用の選考と、応募前に書面で確かめること

オープンハウスグループの中途の不動産営業職は、1次面接から最終面接の結果までを1日で行う「1day選考会」で選考を受けられます。1day選考会の時間の目安は約3時間です。新卒は、マイページの登録と希望職種の説明会への参加、複数回の面接を経て内々定になります。

選考中の連絡は原則20時までと会社が説明

会社はkaiで、採用活動の連絡は原則20時以降に控える社内ルールがあると説明しています。メールやLINEでやり取りしたいといった連絡の手段や頻度の希望は、選考の際に伝えられます。

内定承諾前の書面で、雇う会社と条件を確かめる

会社はkaiで、中途採用では内定承諾前に必ずオファー面談を行い、給与体系と勤務条件を書面で示すと説明しています。新卒には、内定から入社まで毎月1回以上、社員と面談する機会があります。

募集要項には雇う会社の名前が書かれていないため、オファー面談の書面で、雇う会社と勤務地、固定残業の時間、賞与の決まり方などを確かめましょう。中途入社の試用期間は5か月です。

オープンハウスの年収・採用についてよくある質問

オープンハウスの平均年収はいくらですか?

オープンハウス1社の社員全体の平均年収は、親会社の有価証券報告書にも採用サイトにも載っていません。中途の不動産営業職の募集要項は、2年目734万円、6年目1,049万円を平均的な営業職の年収としています。

オープンハウスの新卒の初任給はいくらですか?

2027年新卒の初任給は、営業職が40万円、企画・コーポレート職と建築技術職、社内SE職が36万円、事務サポートが28万円です。どの職種も、決まった時間分の固定残業手当を含みます。

オープンハウスで年収1,000万円には何年目で届きますか?

会社がkaiで示した2023年度の新卒社員の平均年収は、入社5年目で1,056万円です。中途の営業職では、募集要項が6年目の平均を1,049万円としています。

オープンハウスの営業職にノルマはありますか?

オープンハウスグループの中途採用のよくある質問は、ノルマは無く、会社の成長のための目標の設定はあると答えています。目標を達成できなかった場合の罰則は無いとしています。

オープンハウスの離職率は公表されていますか?

離職率は、オープンハウスグループの採用サイトにも有価証券報告書にも載っていません。会社は2024年8月公開のkaiの回答で、入社3年以内の社員の定着率を約7割としています。

オープンハウスは、固定給に成果の賞与が上乗せされる営業職で年収を伸ばしたい人の応募候補

オープンハウスの営業職は、中途なら月給36万円、新卒なら初任給40万円の固定給に、成果に応じた賞与が上乗せされる給与体系です。会社は、2年目で734万円、6年目で1,049万円を平均的な営業職の年収としています。

応募するなら、持株会社の平均年収と営業職の年収例を分けて読み、内定を承諾する前に、雇う会社と固定残業の時間、賞与の決まり方を書面で確かめましょう。

掲載情報は公開情報をもとに編集しています。最新の会社情報、サービス情報、採用情報などは、公式サイトで確認してください。

この記事の著者情報

株式会社ネット風評被害対策 代表取締役 内村淳

ネット風評被害対策の専門家として15年以上の実績を持つ。
風評被害誹謗中傷対策・サジェスト対策・逆SEO対策・SNS炎上対応など、企業のWebリスク解決を累計10,000社以上支援。
ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。
あらゆるネット風評被害対策支援に加え、企業向けコンサルティングや同業他社へのサービス提供も行う。
現在、日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。

著書: 『AI時代のネット風評被害対策』(Kindle出版) ↗

発信活動: ネット風評被害対策に関する情報をnoteでも発信しています。 note ↗

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